禁煙外来
禁煙外来について
当院では飲み薬による禁煙外来を行なっています。ご希望の方は、電話にてご予約をお願い致します。
保険診療の適応は、以下の4項目に該当する方です。
1) タバコ依存症に係るスクリーニングテストでニコチン依存症と診断
2) 【1日の喫煙本数×喫煙年数】が200以上
3) 直ちに禁煙する意思がある
4) 禁煙治療を受けることに文書で同意
タバコをやめたいと少しでも思っておられる方! 一緒に禁煙にチャレンジしませんか!
皆さんもご存知のように、タバコは、肺がん、喉頭がん、食道がん、胃がんなどの癌発生リスクを高めます。
肺をぼろぼろに破壊し、慢性気管支炎、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などを引き起こします。
更に、動脈硬化の進行を早め、高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、不整脈、閉塞性動脈硬化症といった循環器疾患を引き起こします。また、女性では、流産や低出生体重児などの原因にもなります。
そのうえ、受動喫煙によって、タバコを吸っていない家族の方の肺癌や小児喘息などのリスクを高めることも知られています。
私は35年以上に渡る医者人生のなかで、タバコが原因で引き起こされた上記疾患の方々を数多くみてきました。患者さんご自身やご家族の方の不安や苦痛、悲しみに接し、「タバコをなくさないといけない、一人でも多くの方に禁煙して頂きたい」との思いを強く抱いています。上記疾患のリスクを減らし、自分の健康を守り、家族を守るのは、医者でも薬でもありません。あなた自身です。タバコを止める気になれば、自分で止めることができるのです。自分のために、家族のために、禁煙にチャレンジしてみませんか!
「やめたいけど、やめられない」、「頭ではわかっているが・・・」、そのような方は意思が弱いわけではありません。 ニコチン中毒に陥っているのです。 タバコには数十種類の有害物質が含まれていますが、そのうちの一つニコチンは脳に働きニコチン依存症を引き起こします。ニコチン依存状態に陥った喫煙者は、タバコを吸わないと気分が落ち着かず、体がすっきりしなくなるのです。 そのため、タバコを止められなくなります。 麻薬中毒と同じメカニズムです。 意思の力だけではなかなか禁煙できず、「禁煙しないといけない」と思っていながらタバコを止められない方が多いのです。 そのような方も禁煙指導や禁煙補助薬の助けをかりてタバコを止めることができます。あなたの決心次第です。
当院では、チャンピックスという飲み薬による禁煙治療を行なっています。薬の効果でニコチンによる中毒症状が軽くなり、禁煙しやすくなります。 また、タバコを吸ってもおいしいと感じなくなります。少しでも禁煙を考えている方、咳が出るなど体の調子が今一つの方、以前に禁煙したが続かなかった方、私たちと一緒に禁煙にチャレンジしませんか? きっとできます。 あなたの決心、あなたの新たな取り組みをお待ちしています。
治療内容や薬については、ファイザーの下記のwebサイトをご覧下さい。タバコの害、禁煙治療の流れ、禁煙のコツなどが詳しく紹介されています。
- すぐ禁煙 sugu-kinen.jp
第3回健康講座(平成24年2月21日)
知っておきたいタバコと禁煙の話
1.日本と世界の禁煙状況、禁煙対策の違い
2.こんなに怖いタバコの健康被害
脳卒中・心筋梗塞・癌などのリスクを増大
低ニコチンにだまされない
受動喫煙もこんなに悪い
3.うまく禁煙しよう
禁煙でこれだけメリット
禁煙治療薬について